2007年10月31日 (水) | 編集 |
今年もついに落ち葉の季節がやってきました。
ブログを書くのも一月ぶり。
9月の末に幼なじみの親友を亡くしてから、
ただただじっと、悲しみに暮れていました。
けれどもう秋、旅が大好きで世界中を駆け回っていた親友の代わりに、
僕も小さな旅でもしようか・・・。
今秋は岩手県の花巻に、宮沢賢治の童話の所縁の地を訪ねに来ました。
今日はまず賢治さんにご挨拶にと、お墓参りをしましたが、
その前に、昨日まで青森県の十和田湖にいましたので、
そちらの紅葉のご報告をします。
・・・・・・・・・・

十和田湖の湖畔の、僕のとっておきの秘密の山荘。
インターネットで検索しても出てこないところ。
僕も決して誰にも教えないようにしている。
教えたら大変、皆こぞって押し掛けてきてしまう。
そんな魅力的な、お気に入りの場所。

その宿は、桂の巨木に囲まれている。
桂は今まさに黄葉の盛り。
愛らしいハート形の葉を、清々しい黄色に染め上げている。
この調子で3〜4日もすれば、樹冠の下には、
まっ黄色な落ち葉の絨毯が敷き詰められるだろう。


その桂の木の下の、コテージのすぐ前には小さな池があって、
落ち葉の浮いた水面の下では、
やはり落ち葉色のニジマスが、ゆったりと泳いでいる。

台風の過ぎた朝、
コテージの大きな窓からは、
桂の巨木越しに十和田湖が朝日に輝いているのが見える。
ちょっと散歩に出る。
森に入ってみようかな。
出発するとき、宿の娘さんに、
「熊が出たら、助けてくださいね。」
と言うと、
「はい!大声で呼んでください!」
ははっ、心強い。
森の入り口には小さな祠と、落ち葉の盛り合わせ。

森の木々の中でも、
飛び抜けて大きな葉っぱは、ほおのきだ。

ちょっと足を伸ばして、
奥入瀬渓流を抜けて八甲田山へ行く途中にある、
ブナの若木ばかりが密集して生える森へ車で行く。
(奥入瀬渓流から蔦温泉に抜けるまでに2時間かかる。森の中の大渋滞)
この森は戦争中に炭焼きや燃料に使うために、
ブナ林を広範囲に伐採したのだという。
その伐採後に、同じ時期に一斉にブナが芽生え成長したのが、今の森の姿だ。
若木が鬱蒼と競い合って茂る様には、
ものすごい生命力がみなぎっている。
まるで伐られた木々の怨念が若木に乗り移っているようで、
恐ささえ感じた。

木々の密度がものすごいのに、ブナの白い幹のせいで、
森の中の道を歩くと、とっても明るくて気持がいい。
こうやって、ただぶらぶらのんびり過ごした十和田湖。
やったことと言えば、葉っぱと石をちょっと拾ったことぐらいかな。
仕事浸けの日々から抜け出して、プライベートな何かに集中したい時、
その緩衝帯として、こういう時間を意識して設けるようにしています。

(蔦温泉)
明日から宮沢賢治の地、花巻の旅行記、かな。
m.ishii 2007.10.27-29 十和田湖
ブログを書くのも一月ぶり。
9月の末に幼なじみの親友を亡くしてから、
ただただじっと、悲しみに暮れていました。
けれどもう秋、旅が大好きで世界中を駆け回っていた親友の代わりに、
僕も小さな旅でもしようか・・・。
今秋は岩手県の花巻に、宮沢賢治の童話の所縁の地を訪ねに来ました。
今日はまず賢治さんにご挨拶にと、お墓参りをしましたが、
その前に、昨日まで青森県の十和田湖にいましたので、
そちらの紅葉のご報告をします。
・・・・・・・・・・

十和田湖の湖畔の、僕のとっておきの秘密の山荘。
インターネットで検索しても出てこないところ。
僕も決して誰にも教えないようにしている。
教えたら大変、皆こぞって押し掛けてきてしまう。
そんな魅力的な、お気に入りの場所。

その宿は、桂の巨木に囲まれている。
桂は今まさに黄葉の盛り。
愛らしいハート形の葉を、清々しい黄色に染め上げている。
この調子で3〜4日もすれば、樹冠の下には、
まっ黄色な落ち葉の絨毯が敷き詰められるだろう。


その桂の木の下の、コテージのすぐ前には小さな池があって、
落ち葉の浮いた水面の下では、
やはり落ち葉色のニジマスが、ゆったりと泳いでいる。

台風の過ぎた朝、
コテージの大きな窓からは、
桂の巨木越しに十和田湖が朝日に輝いているのが見える。
ちょっと散歩に出る。
森に入ってみようかな。
出発するとき、宿の娘さんに、
「熊が出たら、助けてくださいね。」
と言うと、
「はい!大声で呼んでください!」
ははっ、心強い。
森の入り口には小さな祠と、落ち葉の盛り合わせ。

森の木々の中でも、
飛び抜けて大きな葉っぱは、ほおのきだ。

ちょっと足を伸ばして、
奥入瀬渓流を抜けて八甲田山へ行く途中にある、
ブナの若木ばかりが密集して生える森へ車で行く。
(奥入瀬渓流から蔦温泉に抜けるまでに2時間かかる。森の中の大渋滞)
この森は戦争中に炭焼きや燃料に使うために、
ブナ林を広範囲に伐採したのだという。
その伐採後に、同じ時期に一斉にブナが芽生え成長したのが、今の森の姿だ。
若木が鬱蒼と競い合って茂る様には、
ものすごい生命力がみなぎっている。
まるで伐られた木々の怨念が若木に乗り移っているようで、
恐ささえ感じた。

木々の密度がものすごいのに、ブナの白い幹のせいで、
森の中の道を歩くと、とっても明るくて気持がいい。
こうやって、ただぶらぶらのんびり過ごした十和田湖。
やったことと言えば、葉っぱと石をちょっと拾ったことぐらいかな。
仕事浸けの日々から抜け出して、プライベートな何かに集中したい時、
その緩衝帯として、こういう時間を意識して設けるようにしています。

(蔦温泉)
明日から宮沢賢治の地、花巻の旅行記、かな。
m.ishii 2007.10.27-29 十和田湖
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