樹木は素敵なアーティスト。落ち葉と戯れるちょっと心地よい一日。 ウィーン旅行記、初めての野菜づくりの体験記も。コメントお待ちしてます!  
賢治を訪ねて3。おおきなケヤキに再会
2007年11月06日 (火) | 編集 |
(c)m.ishii


わあっと思いっきり両手を広げたような、
大きなケヤキの木。

岩手県花巻で、宮沢賢治が農耕生活をしていた
『羅須地人協会跡』というところに行く途中にある。

ここに来るのは2回目だ。
6年前に来た時にあった農地はどんどん潰され、
新しい住宅が次々に建てられている。
しかしこのケヤキは、何も変わっていなかった。
ゆったりと構えて迎えてくれたので、
こちらもホッ、思わず気持ちが明るくなる。

樹齢はゆうに100年は越えているだろう。
きっと宮沢賢治も、この樹を見上げていたに違いない。


ケヤキの端正な樹形は、ホウキを逆さに立てたようだと言われるが、
そのケヤキの樹の根元に、竹箒が立てかけてある。
落ち葉を掃き集めて,堆肥を作るのだろう。

(c)m.ishii


樹木たちは毎年決まって落ち葉をさんざん撒き散らすのに、
人は迷惑だと思わず、かえってそれを楽しんだり、
ありがたく落ち葉をいただいたりする。

そんな人と木が仲良くなれる秋という季節が、僕は好きだ。
納屋には集めた落ち葉を詰めた大きな袋がたくさん。
数えただけで、20袋はある。

(c)m.ishii


見上げると、まだまだ枝にはたくさんの葉っぱが・・・
一体このケヤキは、たった1本でどれだけの落ち葉を落とすのだろう。

ケヤキとの再会の後、
宮沢賢治が「ほんとうの百姓になる」と決意し移り住み、
自ら畑を耕しながら、人々に農業の講義をしたり
レコードコンサートを開いたりして、
農業と芸術の融合の試みを実践した場所である
「羅須地人協会跡」へ向かう。

秋の日は短い。
もう辺りは薄暗くなってゆく。

(c)m.ishii


つづく。

2007.10.31 岩手県花巻市

等身大の落ち葉。作品展レビュー
2007年11月06日 (火) | 編集 |
(c)masayoshi ishii


遅くなってしまいました!!
9月に開催いたしました落ち葉の作品展「はっぱ ろくじゅうよん」で
皆様から頂いた様々な声を,お届けしたいと思います。


会期中には、10日間で2500人を超える方々にお越しいただきました。
写真に近づいたり離れたりしながら、何度も会場をまわって観てくださる方も多く、「やっぱり葉っぱって、すごい!」と僕自身もあらためて『葉っぱ力』を実感する展示となりました。
そして何より、一枚の葉っぱから様々な想像を膨らませる人間の感性というものも、本当に素晴らしいと感じました。


以下に掲載させていただくものは、感想ノートからの抜粋ですが、他にもたくさんの温かい励ましのお言葉を頂きました。

ほんとうにありがとうございました。

これからも、「樹木がアーティスト」である“落ち葉”の魅力を、皆様にお届けしてゆきたい!!と思います。




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ぜひ「葉っぱ12ヶ月のカレンダー」をつくってください!(K,Aさん)  


私も山を歩いたりして、思わず葉っぱを拾います。
手帳にはさんだりして。こんなに素敵な写真、うっとりします。
自然って、すばらしいこと。(Y.Yさん)
                
 
虫になった気分を味わいました。(Y.Aさん)


思わず触ってみたくなりました。
葉っぱが語りかけてきて、またこちらからも語りかけたくなります。
                     

蟻になった目線で、一時を楽しませてもらいました。新発見です。(古希の方)


せせこましい都会の中で、大きく深呼吸させてもらいました。(M.Tさん)


はっぱ一枚が一つの世界をつくっているようです。
どこかで見た都市のように・・・(E.Hさん)


これは写真じゃない!
フォトギャラリーで展示をやるものじゃない!(Hさん)


64倍って意外に大きいのにビックリ!そしてキレイ!(S.Yさん)


葉一枚は、まるで樹の一本と同じ形なのですね。
子供の頃の記憶が蘇りました。
ヒメシャラの葉は、上から見たメルヘンの街のようでした。
葉の模様の小さな四角が、まるでお家のようでした・・・(S.Mさん)


ソメイヨシノ、珍しいウラジロハコヤナギ、じっくり観ることで、あらためてその楽しさを発見することが出来ました。
絵で葉っぱを描くと、どうしても色があせてしまうので、葉っぱを表現するとき、どのような方法が良いのか考えるヒントになりました。(K.Kさん)


不思議な葉っぱの空間に、写真を超えるすごいアートの世界を感じます。本物以上に存在感があります。(Y.Hさん)


人間の作為とか意図が感じられると私は興ざめてしまうのですが、これらの葉っぱにはそれらが感じられないため、久しぶりに写真でグググっときてしまいました。
絵を描いていますが、この葉っぱたちを観て、色や造形や間など、真似は出来ない、自然には勝てないとあらためて思いました。(Y.Kさん)




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以上、作品展「はっぱろくじゅうよん」
(2007年9月11日より9月19日)のレビューでした。
再び皆様にお会いできるのを、楽しみにしております!!



(c)masayoshi ishii
ツタウルシ 十和田湖 2007.10.28
(c)masayoshi ishii