樹木は素敵なアーティスト。落ち葉と戯れるちょっと心地よい一日。 ウィーン旅行記、初めての野菜づくりの体験記も。コメントお待ちしてます!  
畑の宇宙人
2007年12月23日 (日) | 編集 |
(c)m.ishii


キャベツのような、カリフラワーのような、カブのような・・・

コールラビといいます。

苗が売られていない品種なので、種から育てました。

この奇妙なカタチに惚れて育ててみたのですが、
いざ収穫となると、困ったことになりました。

さて、どこを食べたらいいのだろう?
葉っぱ?茎?根元?

いろいろ調べてみると、どうやら根元のふくらんだところを食べるらしい。
シンプルにオリーブオイルで炒めて、塩コショウをかけて、食べてみました。

キャベツのような、カリフラワーのような、カブのような・・・

それらが混ざったような味。

でも渋みや酸っぱ味は無くて、おいしいっ!!



m.ishii
07.12.22
落ち葉で床暖房?
2007年12月19日 (水) | 編集 |
(c)m.ishii



今日は一日曇り、東京の気温も10度を超えなかった。
1月下旬と同じ気温だそうだ。
そんなとっても寒い日に、僕の畑はぽかぽかと温かかった。

というのも、堆肥づくりを始めた落ち葉が、早くも熱を出し始めたのだ。

落ち葉に米ぬか、油かす、尿素を混ぜて踏んづけたのが3日前。
ブログに「クヌヤロ!!」と落ち葉をさんざん踏みつけたことを書いたら、
落ち葉を愛する知人の作家さんから
「もっと優しくしてあげなさい!!」とお叱りを受けてしまった。
落ち葉くん、ごめんなさい。


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その落ち葉たちの様子を見に行く。
今日の地面の温度は3〜4度。
それより多少は温かくなってるかな?と
落ち葉の山に温度計を刺し測ってみると、なんと42度。
ブルーシートの上から触ってみると、ポカポカ暖かい。
早くも発酵が始まった!

こっ、これはっ、床暖房に使えるかも。
冬場、床下で落ち葉の堆肥化をすれば、ほんとに可能かもしれない。
家畜糞の堆肥のような匂いもないし、
ビニール袋に入れれば、湿気も出ない。
ほかにも、ぽかぽか落ち葉の抱き枕というのもいいかも...
電気代ゼロ。天然の熱源。

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ちょっとした農体験が、今は一つ一つが新鮮。


学生時代、八ヶ岳のふもとで農作業の手伝いをしていた頃、
雨上がりに大きく美しい虹が出た。
感動して「わあ、虹が出ましたよ!!」
と農家のおじさんに言うと、
「雨が降ってから虹が出るなんて、あたりまえじゃねえか。何騒いでんだ。」
と笑われてしまった。
そのおじさんにとって、虹は日常なのだ。
なんて贅沢な日常。


そんなふうに、こんな落ち葉が温まっただけで驚ける無垢で青い今を、
いつか笑って振り返る日も、来るのかもしれない。

m.ishii
2007.12.19

落ち葉堆肥づくり。米ぬかまみれ
2007年12月16日 (日) | 編集 |
(c)m.ishii


始めての落ち葉堆肥づくり。

9月、10月が忙しくて、秋野菜の栽培を控えたので、
今は収穫は少なめ。今日も人参1本だけ。
他の人たちの青々とした畑のなかで
僕の畑は見劣りしてしまって、気持ちも少々気後れ気味。

ふん、その分来年の春野菜で見返してやるさ。

(c)m.ishii


ということで落ち葉堆肥づくりは、
来年の野菜の出来を左右する、大事な作業なのだ。

先日集めた落ち葉に何をブレンドすれば、
発酵がすすむのかな?といろいろ本を調べると、
米ぬかがいいらしい。

畑の隣人に
「米ぬかって、どこで手に入るんですか?」
と訪ねると
「米屋だよ」
あたりまえか。

早速畑の近くの交番で教えてもらった米屋で、
15キロ300円で買ってきた。

でも後で知ったが、
無人のコイン精米所で無料でもらえるところもあるのだそうだ。

米ぬかがこんなに手に入りやすいものだと知り嬉しくなる。
それに比べて、もみ殻の高いこと!(JAで50リットル(約5kg)の袋1つが750円)

(c)m.ishii



さらに、いくつかの本に書かれていた発酵を促進させるための方法を、
自分なりに整理しなおして、試してみることにした。

1.5mx1.5mの地面に1mぐらい積み上げた落ち葉に
まずは水を20リットルかけ、落ち葉を湿らせたあと、
米ぬか約8キログラムを混ぜ込み、
さらに油かすを2キログラムを入れ、
尿素400グラムを水に溶かしてジョウロでかけて、
それから両手を落ち葉の山に深く突っ込んで、
ザックザックとかき混ぜる。
おかげで体中、米ぬかまみれ。


(c)m.ishii


よく混ざったら、
上に乗り、クヌヤロ!クヌヤロ!と落ち葉をしつこく踏みつける。
そしてブルーシートをかけ、再び上に乗り「クヌヤロ!クヌヤロ!」
十分圧縮されたら、ブルーシートの隙間から空気が入って乾燥しないよう、
周囲に土を盛って高くする。

そして発酵温度を計測するため、温度計を刺す。
まずは6度からスタート。

さてどうなることやら。
_MG_4234.jpg



m.ishii
2007.12.16


落ち葉だるま。堆肥づくり。
2007年12月13日 (木) | 編集 |
東京は小雨模様。
こんな日は、気兼ねなく畑に行けます。
撮影の仕事の催促が来ても、
「こんな天気じゃ今日は撮れませんねー。」
と、堂々と言える日なのです。

さて、今日は神代植物公園で、落ち葉集め。
といっても今日は撮影用の落ち葉拾いではありません。
畑の落ち葉の堆肥をつくるため。
こんなことは、みんなでワイワイやれば楽しいだろうな。
早く畑仲間が欲しいと思う今日この頃。


_MG_4138.jpg



落ち葉は普通1年ぐらい寝かせないと堆肥化しない。
これでは春に間に合わない・・・

でも、早く分解が進む方法もあれば試してみたいし。
とりあえず物事を段取りしておかなければ、
半年後、1年後に何も結果は出ないのだから。

70リットルのポリ袋3つ分集める。
一袋はケヤキの落ち葉、もう一袋はケヤキにモミジをブレンド、
最後の一袋は、コナラをメインでプラタナスとサクラをミックス。
それぞれ分けて腐食させて、出来を比べてみよう。

愛車の落ち葉色のフィットで、中央道を燃費計をにらみながら、
時速90km/h、リッター25キロの超低燃費走行を遵守して、八王子の畑へ。


圧縮して詰めた落ち葉を、袋を逆さまにして出してみると、
まるで崩れかけた雪だるまのよう。
ああこんな自然と触れ合える作業の積み重ねの農業って、
なんて素敵な職業なんだろう。
やっぱり楽しめる仲間が欲しい。

あれれ、遊んで写真なんか撮ってたら、
樹種ごとに分けて腐食具合を比べるはずだった落ち葉を
みんな混ぜてしまった・・・まあいいか。


_MG_4166.jpg



雨で落ち葉も適度に濡れているのがいい。
上に乗っかって踏んづけて圧力をかけて、
ブルーシートを隙間のないようにかぶせて、
四隅と上に重しを乗っけて、
さあこれで、落ち葉堆肥化の実験の準備ができた。

勉強のはじまりだ。
これからいろいろ試してみよう。

m.ishii 2007.12.13



狼森と笊森、盗森
2007年12月12日 (水) | 編集 |
 小岩井農場の北に、黒い松の森が四つあります。一番南が狼森(おおのもり)で、その次が笊森(ざるもり)、次は黒坂森、北のはずれは盗森(ぬすともり)です。


(中略)


そこで四人の男たちは、てんでにすきな方へ向いて、声を揃えて叫びました。

「ここに畑起こしてもいいかあ。」

「いいぞお。」森が一斉にこたえました。


esA_794狼森


「ここに家建ててもいいかあ。」

「いいぞお。」森は一ぺんにこたえました。

esA_814笠森


「ここで火たいてもいいかあ」

「いいぞお。」森は一ぺんにこたえました。

esA_790狼森


「少し木貰ってもいいかあ。」

「ようし。」森は一斉にこたえました。



宮沢賢治の童話「狼森と笊森、盗森」は、
小岩井農場の開拓のはじまりをモチーフに、
人も自然も一つの宇宙という賢治の世界観が描かれています。


緑色の文章は引用:宮沢賢治著『注文の多い料理店』より「狼森と笊森、盗森」 新潮文庫
上の落ち葉は狼森、笊森、盗森で拾いました。




m.ishii 狼森、笊森、盗森  小岩井農場 岩手県 2007.11
トマトの根っこを収穫。
2007年12月12日 (水) | 編集 |
先週、枯れたトマトの株を抜く前に
根っこがどこまで伸びたのかを見てみることに。
美味しい実をつけて喜ばせてくれたことに感謝しながら、
ざっくりざっくりと掘る。

(c)m.ishii


トマトの根は、垂直方向に深く伸びるのかと思っていたけど、
地上から10cmぐらいのところでも水平に、伸びてる伸びてる。
1本の太めの根っこを追いかけてみたが、
となりのウネまで掘ったのに、まだ続いている。

根っこは結局途中で切れて見失ってしまった。
写真に写っている棒は長さ90センチだから、
地面すれすれを這うこの根っこは、1メートルはあっただろう。
他にも同じような浅い地面を這う1m級の長い根を何本か確認。

トマトの根は、浅いところでも半径1メートル、直径2メートル以上も
這い回っているのが分かってびっくり。
それにしても、ウネとウネの間の通路の土の堅いことといったらない。
その掘り返すのも一苦労の堅く締まった土の中を、
よくまあ1メートルも根が伸びるもんだ。
さすが高原アンデス生まれ。すごい生命力。
そうやって畑の通路は、野菜の根がすぐ下を伸びているので、
無駄にうろうろしない方がいいことも分かった。

そういえば、カメラを持ってうろうろしすぎたかな・・・

縦方向にもトマトの根を追いかけて掘る。
深さ50cmのところまで掘っても、
余裕で根が下へぐんぐん伸び続けている。

春先には、こんな深くまで耕さなかったぞ・・・
ぜんぜん耕し方が足りてなかったかも・・・

もう少し垂直に掘り進めてみると、
突然、あるところから固くて掘れなくなった。
ひゃぁ、粘土層になってる・・・そこで根の伸長もストップ。伸びていない。
この粘土層は、野菜にいいのか悪いのか?
いろいろ考えることは多い。

ナスとピーマンの根もチェック。
ナスは横方向に、株の枝の広がりと同じぐらい、根も広がっていた。

さてピーマンが問題だ。
春先に定植前に徒長させてしまって、
ポットに根がはびこったのを植えたのだが、
それが、ポットで根がぎゅうぎゅうになった形のまま
土の中の浅いところで丸くこんがらがっている。
垂直方向には全然伸びていない。
どうりで株が大きくならないわけだ。
これも勉強。

(c)m.ishii



今日は野菜の収穫はなかったけれど、
トマトの根っこを大収穫!
まだ勉強不足で見方さえ分からないが、
根粒菌のつきかたとか、他にもいろいろ観察すべきことは多いはずだ。
持ち帰って洗って乾かし保存することにした。
来年も掘り返して、比べてみよう。

地面の上ばかり見ていてもダメだなあ・・・
足の裏に広がる地中の世界にも、目を光らせよう。

m.ishii

霜の季節
2007年12月11日 (火) | 編集 |
(c)m.ishii



寒い。
朝7時に畑へ。
たまにはこんな時間の畑の表情も
見てみなくっちゃ。


(c)m.ishii



まだ林の向こうから太陽が昇る前だ。
霜がおりて白くなった地面を、
ざくざくさせながら歩く。

きゃべつの葉も、霜が降りて所々白くなっていた。

(c)m.ishii


霜よけに、稲ワラのマルチは手に入りにくいから、
落ち葉のマルチ、試してみるか。

辺りに散っていた落ち葉をかき集めて、
キャベツの根元に厚く敷いた。

朝日が畑を包むと同時に、畑をあとにする。
さあ仕事、仕事!

m.ishii
07.12.10



幻の故郷の紅葉
2007年12月11日 (火) | 編集 |
(c)m.ishii



モミジのくすんだ落ち葉にかぼちゃが埋もれかけていた。
くすんだ葉といっても、まだまだ色は濃く残っている。
千葉市緑区の実家の庭。紅葉の盛りも過ぎたモミジの木の下。
昨日、3ヶ月ぶりに帰郷した。

「千葉に嫁に来てから40年のなかで、いちばん奇麗だった〜。
辺りいちめん、黄金色に輝いて、きれいだったよ〜」

と、母は話してくれた。
僕が東京に出てからも、
原風景として胸に抱き続けている実家のまわりの雑木林たちが、
今年の秋は黄金色に輝いたという。

母は、それがあまりに奇麗だったので
今年は外に紅葉詣でに出かける気にならなかったという。

ああ見たかったなあ、故郷の幻の紅葉・・・
それというのも、温暖化で紅葉があまり色付かなくなったと言われるし、
実際僕も毎年落ち葉の写真を撮りながら、それを感じているから。

今度はいつこんな紅葉の奇麗な年が来るのか、
ほんとうにまた来るのかどうかさえ分からない。

ただ、この里山の雑木林だけは、残ってほしい。

07.12.9


秋の小岩井農場 パート7 「かしわばやしに」行ってみたい。
2007年12月06日 (木) | 編集 |
(c)m.ishii



秋の小岩井農場を歩く。
牧場には、堂々としたミズナラの大木のランドマーク。

ミズナラの落ち葉を踏みながら柵に沿って歩いていると、
その何倍もある、子供の顔が隠れるぐらい大きな葉。
モニャモニャした、ちょっとおどけた葉っぱ。

あった、やっと会えた。かしわの落ち葉。


esA_795小岩井



今回の東北の旅は、この日で1週間。
でもまだ会えていなかった木があった。
宮沢賢治が大好きだった「かしわ」の木。
そいつにやっと会うことができた。
思わず心温まる、ひょうきんな木だ。

葉っぱもおどけているけど、
木の格好も何だかビシッとしない。
どてっと構えるミズナラと比べると、やっぱりおどけている。
僕はかしわの木を見ると、
その無骨な枝の格好といい、樹皮のシワの具合といい、
ひょろっとした陽気なおじいさんを連想せずにいられない。



_MG_1984.jpg



宮沢賢治の童話「かしわばやしの夜」は
主人公の清作と画家が、夜のかしわばやしの歌合戦に招待されるというもの。
カシワの木々が次々に自慢の歌を披露する。

「やまねこ、にゃあご、ごろごろ、
  さとねこ、たっこ、ごろごろ」

「うこんしゃっぽの カンカラカンのカアン
 あかいしゃっぽの カンカラカンのカアン」


見るからにひょうきんなカシワに、こんな歌を歌わせる賢治の気持ちが、
僕も分かるような気がする。



_MG_1997.jpg



そして夜のかしわばやしの宴会は最高潮に。
 賢治はカシワの木々やフクロウたちの歌を借りて、
とっても陽気になって乗りに乗って、本当に楽しそうだ。     


「おつきさん おつきさん  まんまるまるるるん
 おほしさん おほしさん  ぴかりぴりるるん
 かしわはかんかの    かんからからららん
 ふくろはのろづき    おっほほほほほほん。」

かしわの木々は両手をあげてそりかえったり、
頭や足をまるで天井に投げ上げるようにしたり、
一生懸命踊りました。

(中略)

柏の木大王もよろこんですぐうたいました。
「雨はざあざあ ざっざざざざざあ
 風はどうどう どっどどどどどう
 あられはぱらぱらぱらぱらったたあ
 雨はざあざあ ざっざざざざざあ」



そして霧が出て、主人公の清作が森を出て帰る時には、


 柏の木はみんな踊りのままの形で残念そうに横目で清作を見送りました。


そう、カシワの木のおどけたような立ち姿は、
夜に歌合戦をして踊っているからなのです・・・

ああ、賢治をこんなにハイにさせる、夜のかしわばやしに行ってみたい。



esA_810小岩井



photo:m.ishii
2007.11
引用:宮沢賢治著 「注文の多い料理店」より「かしわばやしの夜」 新潮文庫

未熟なトマト  農再び。
2007年12月04日 (火) | 編集 |
_MG_3611.jpg



9月末から大きくなり始めたトマト。
とうとう赤くならないうちに、株の方が枯れ始めたので、
このまま収穫することにした。

他の人々の畑は皆、8月いっぱいでトマトの世話を終わらせて、
抜いて処分してしまっていたから、
残っていたのは僕の畑だけになっていた。

もう今実っても日照時間が足りず、赤くならないようだ。
畑仲間に「赤くならないほうに100円かけた」と言われたので
様子を見ていたが、とうとう一月経っても赤くならなかった。
100万円賭けてくれたら赤い絵の具で塗ってやったんだが・・・


トマトは8月に、じゃんじゃん穫れた。
穫れすぎて、人に配るのも追いつかなくて、
何とか自分で消化しようと、1日5個以上食べるのをノルマにしていたら、
トマト太りしてしまった。
その露地で太陽をいっぱいに浴びたトマトの
なんて濃厚で美味しかったことか。

9月になり個展の開催もあり、急に忙しくなり、畑に行けなくなった。
そして大切な友人の死・・・
それ以来、畑から足が遠のいた。
ただ、荒れすぎないように管理に通うだけ。
耕す気力も、なくなった。


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きのう、ようやく畑に半日いられる時間ができた。
気付いたら、いつの間にか畑は、
すぐ横に立つエノキの落ち葉で覆われていた。

亡くなった友人には、畑に来てもらうことになっていた。
農業を小馬鹿にしていたので、おもいっきり美味しいトマトを食べさせて、
見返してやりたかった。

病気で会社を辞めて弱気になっていた彼に、
ゼロから新しいことをやっったって実りあるものになるところを見せて、
はげましてやりたかった。

それが僕の畑のやりがいにもなっていたのかもしれない。

初夏、初めて育てたトマトが元気なのが嬉しくて、
なかなか開けない長雨をモノともしないで
カッパを着込んで雨粒をけちらして歩いたっけ。
意気揚々と・・・あの頃が懐かしい。

そんなに黄昏れてしまうのは、秋の夕暮れだからか・・・
落ち葉の魔力・・・



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空からは微風に揺れるエノキの枝から
次々と落ち葉が降ってくる。
このままでは、畑が落ち葉に埋まってしまう。
かえって冬の防寒用の敷き藁がいらなくなって、いいかな。

そう、畑は、生き生きするために始めたんじゃないのか。
農をやらなければ、なにか大切なものに触れることなく終わってしまうという想い。

その想いが、少しずつ蘇ってきた。


黙々と土を掘る。
トマトの根っこを掘った。
どこまで根っこが伸びているのか仕上げに確認するためだ。
近くの畑の人には、サツマイモを収穫しているのと思われた。
トマトの根っこを収穫する人間なんて、他にいやしない。

おぉ、長いっ!!(結果は次回ブログで)

そうやって土を掘り起こしているうちに、
忘れかけていた野菜たちへの気持ちも、掘り起こしていた。

よし、また始めようか。
まずは、放ったらかしていたキャベツを、思いっきり可愛がってやろう。


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2007.12.2








賢治を訪ねて。 秋の小岩井農場 パート6
2007年12月03日 (月) | 編集 |
(c)m.ishii



思わず足が止まる。
紅葉するモミジバフウの円すいの樹形のきれいなこと。
飾り付けたクリスマスツリーよりも華々しく美しい。

ここは小岩井農場の南の端の林。
こんなところに外来種の樹がなんで生えているのだろうと、
ちかくの造園屋さんに立寄り訪ねると、
小岩井農場は昔火山の噴火で溶岩に覆われていたところを開拓し
110年かけて今の姿にしたのだと
モン・ベルのベストを着たお兄さんが
静かに語ってくれました。

林の木々の多くは植林したものなのだそうです。

賢治が詩集「小岩井農場」で

「そうです。農場のこのへんは 
まったく不思議におもわれます。
どうしてかわたくしはここらを
der heilige Punkt(聖なる地) と
呼びたいような気がします。」


と、この辺りを書いています。

そのころ、このモミジバフウがあったかは分かりませんが、
「der heilige Punkt」は、
溶岩流の褐色の荒野を、人が緑に変えた風景なのでした。


モミジバフウ  小岩井農場 07.11
photo:m.ishii
Canon EOS5D EF50mmF1.4

引用:宮沢賢治著 新編宮沢賢治詩集 新潮文庫
賢治を訪ねて。 秋の小岩井農場 パート5
2007年12月01日 (土) | 編集 |
(c)m.ishii


ユリノキ 小岩井農場 2007.11 photo:m.ishii
秋の小岩井農場 パート4
2007年12月01日 (土) | 編集 |
(c)m.ishii



小岩井農場 岩手県 2007年11月
photo:masayoshi ishii
秋の小岩井農場  パート3
2007年12月01日 (土) | 編集 |
(c)m.ishii



2007.11  Koiwai Iwate
photo:masayoshi ishii