樹木は素敵なアーティスト。落ち葉と戯れるちょっと心地よい一日。 ウィーン旅行記、初めての野菜づくりの体験記も。コメントお待ちしてます!  
賢治を訪ねて。 秋の小岩井農場 パート6
2007年12月03日 (月) | 編集 |
(c)m.ishii



思わず足が止まる。
紅葉するモミジバフウの円すいの樹形のきれいなこと。
飾り付けたクリスマスツリーよりも華々しく美しい。

ここは小岩井農場の南の端の林。
こんなところに外来種の樹がなんで生えているのだろうと、
ちかくの造園屋さんに立寄り訪ねると、
小岩井農場は昔火山の噴火で溶岩に覆われていたところを開拓し
110年かけて今の姿にしたのだと
モン・ベルのベストを着たお兄さんが
静かに語ってくれました。

林の木々の多くは植林したものなのだそうです。

賢治が詩集「小岩井農場」で

「そうです。農場のこのへんは 
まったく不思議におもわれます。
どうしてかわたくしはここらを
der heilige Punkt(聖なる地) と
呼びたいような気がします。」


と、この辺りを書いています。

そのころ、このモミジバフウがあったかは分かりませんが、
「der heilige Punkt」は、
溶岩流の褐色の荒野を、人が緑に変えた風景なのでした。


モミジバフウ  小岩井農場 07.11
photo:m.ishii
Canon EOS5D EF50mmF1.4

引用:宮沢賢治著 新編宮沢賢治詩集 新潮文庫
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