樹木は素敵なアーティスト。落ち葉と戯れるちょっと心地よい一日。 ウィーン旅行記、初めての野菜づくりの体験記も。コメントお待ちしてます!  
ブルックナー・アーノンクール・ウィーンフィル
2006年10月28日 (土) | 編集 |
たった今、ウィーンの学友協会大ホールで、ブルックナー交響曲第5番(指揮ニコラウス・アーノンクール:ウィーンフィルハーモニー管弦楽団)を聴いてきました。
まだ終わって1時間余り、夢中で拍手した手の痛みがまだ残っています。

素人ながらの勝手気ままな感想です。

この弟5番を生で、それもアーノンクールで聴いて、少しわかったような気がした。というか生の体で感じた。ブルックナーは抽象・混沌・そして無から、音楽という形式を借りて、具体的な形や空間・存在を、まさにリアルに目の前に立ち現わそうとした人なのだということを。(それはもちろん作者にとっては宗教的なものであろう。)

弟4楽章の今にも崩壊しそうな抽象的で「旋律」というにはあまりにも断片的な「音」たちの混沌とした世界から、次第にムラムラと様々な有機的な要素が生成と分裂を繰り返しながら発展し、最後にはフォルテッシッシッ・・・シモにより、それが確実な「形あるもの」として目の前に輝かしく立ち現れる。その音楽は何とポジティブで生命力に満ちあふれていることか。

それを僕は今日、音楽として「聴いた」のではなく、形として「見た」ような気がする。
特にアーノンクールだからか、下手なことをいうけれど、立体的に示してくれていたと思う。
そしてこの5番は、ブルックナーにとってはとても意欲的で、それも実験的な要素を多々含んだ作品なのだということが、アーノンクールの解釈による指揮によってあらためて示されたような気がした。

Oct.27


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