樹木は素敵なアーティスト。落ち葉と戯れるちょっと心地よい一日。 ウィーン旅行記、初めての野菜づくりの体験記も。コメントお待ちしてます!  
No challenge,No life!
2007年04月18日 (水) | 編集 |
No Challenge,No Life!
日本語で訳すと『農チャレンジ、農ライフ。』

(c)m.ishii

ついに畑始めです。
先週の土曜日は、「都民のための実践農業セミナー」の開講式。
これから2年間、10mx10mの畑を耕しながら、野菜づくりについての講義や実習を受けることになります。
(といっても今のカメラマンの仕事は決してやめませんヨ!!)

これは東京都が「未活用農地と都民の農的活動を結びつけるため、自ら耕作できる技術を持った人材を育てる」ことを目的としたセミナーで、昨年から始められました。僕らは2期生となります。

このセミナーをインターネットで知って、
「都内で今の仕事もそのまま続けながら土いじりができるなんて!それも市民農園での区画の何倍もの面積の畑を貸してもらえる。それもアドバイザーさんがついて教えてくれるなんて、これは贅沢すぎる!!」と飛びついたのでした。

いざ初日。
張り切ってこの日を待っていたのに、初日の開講式早々30分の大遅刻!
(決して前日の飲み会が原因ではありません。中央道が事故で大渋滞。)
お偉い方々の貴重なスピーチをことごとく聞き逃してしまいました。

その後はセミナー自治会の総会、そして初講義。
東京農大の教授のなかなか中身の濃い講義です。
今日は土づくりについて。
日本の雨はもともと酸性度が強いのだということや、土の団粒構造がとても重要なのだということなどなど。
春のポカポカの心地よさについ居眠り。
各自の畑の作付け輪作予定表の作成が課題として出されました。

午後からついに畑で実習です。
一期生の畑の間を抜け、実習農場へ。
なんとまあその農場の生き生きしていることでしょう。

(c)m.ishii


昨年の1期生も今年の50人の2期生も、定年退職をした中高年の方々がほとんどです。
20〜30歳代とお見受けする方はほんの1割ぐらいでしょうか。
現役のお勤め人は、平日の昼間も費やさなければならないこのセミナーはやはり難しいのでしょう。フリーランスはその辺が自由でいいのですね。

いざ畑に足を踏み入れると、どうもそわそわ・・・何だかじわじわと違和感が・・・。
普段はカメラを持って都市のピカピカのインテリアばかり撮影している日常から突如一変!畑の真っただ中にクワを持って立っている自分!!
だが、この新しい環境の中での違和感こそが脳みそを活性化させるのだ!

(c)m.ishii


アドバイザーさんからまず農具の種類と使い方の指導を受けました。
当たり前のことですが、農具もアマチュア用とプロ用がありますが、与えられた100平々の畑を耕すにはプロ用の農具は必須!
作業効率も疲れ方もぜんぜん違うのだそうです。
クワはアマチュア用はステンレスなどで極力軽くつくられているのですが、それでは腕の力で強く降り下ろさなければ深くまで耕せず、かえって疲れるとのこと。プロ用は重い分、自然に振り下ろすだけで、しっかり土に食い込んでくれるのです。

でも値段の高いのにびっくり!!
クワ1本だけでも2万円近くもするのです。(Jマートでは1700円だったのに!)
それを他にも4本グワやレーキなど5〜6本揃えなければならない。
僕もカメラマンという職業上、道具の善し悪しで仕事の効率や質が大変違ってくることを日々実感している身の上。やることは違えど道具の大切さは一緒なんだなあと実感。
いい道具を買えば一生使えるし、明日にでも買いに行くとするか。

(c)m.ishii


実習は最初の土づくりとして、バーク堆肥と石灰を畑に撒き、4本クワと耕耘機で耕うんする作業から始まりました。
それから、大根の種蒔きの一連の作業。畝をつくってマルチ敷いて、穴に3粒ほど種を撒いて..おっ、これはやったことがある!
学生時代に毎年通っていた農家の住み込みアルバイトでの経験が、じわじわと蘇ってきました。もう15年も前のこと。
その後トマトの苗を植え付ける前の下準備などを教わり、本日の実習は終了。


それからは、各自の畑での作業の始まりです。
自分の畑とついにご対面!

僕の畑は大きな榎の木の横にありました。
この木はいい。涼しい木陰を提供してくれることでしょう。
それにしても空が広い!農場の向こうには、なだらかに隆起した牧草地が続いています。
「この風景だけでも大きな価値がある。東京でこんな牧歌的風景を満喫しながら野菜づくりができるなんて。何度考えてもこんな贅沢はそうあるもんじゃない・・・。」

(c)m.ishii


などと感嘆にふけっていましたが、冷静になって畑を見ると、雑草だらけ!
今日は農具が不備で作業はできないから、せめて草取りをして帰ることにしました。
草だらけだった畑は、2時間経って眺め直すと、ただただ足跡だらけ。

(c)m.ishii


すれ違う人たちとも、雑草の多さを嘆きながらもその声が皆一様に明るいのは、自分の畑を持てた喜びからでしょう。

辺りはもう夕闇が迫っていました。
菜の花畑の向こうの西の空は、オレンジのグラデーションがどんどん濃くなってゆきます。

(c)m.ishii


敷地の北側は新興住宅地が迫っていて、闇の到来とともに輝き始めた街の明かりもなかなか奇麗でした。

ここはいい風景です・・・
これは確実に僕の五感を刺激してくれることでしょう。

今までと確実に違うのは、
その風景が単に写真のモチーフとしての視覚的な対象なのでなく、
体で触れて感じる対象になり、
そうやってその風景の一部を、自らの手で育ててもゆくのだということです。

第一日目終了。
さて次はどんな作業が待っているのでしょう。


コメント
この記事へのコメント
おめでとうございます☆
これからいよいよ農作業ですね(^−^)
>プロ用は重い分、自然に振り下ろすだけで、しっかり土に食い込んでくれるのです。

そうそう、それがプロとアマの違いらしいです。
耕すのに力を入れてはいけないのは、自分が疲れるだけではないらしいですよ☆

♪農夫は早起き畑へ急ぐ♪
って感じですね(^−^)
2007/04/18(Wed) 14:43 | URL  | 傀熙瑚(Keiko) #-[ 編集]
>Keikoさん
ありがとうございます!
今日新しく買ってきたクワを使いましたが、クワの重さを利用して力を入れないで耕した方がサクッと食い込みます。きっとそのほうが土を叩かず柔らかく耕せるような気がしました。

これを機に早起きの習慣をつけたいものですネ・・・
2007/04/19(Thu) 01:23 | URL  | happa #-[ 編集]
何か大変そうだね。本当に農夫になるの?何か信じられない。僕にはありえない。でも実際農家の婿の友人が「遊びにおいで」って言ってくれます。農業にちょっとでも関心があったらいいのにね。はっぱさん、がんばってください。
2007/04/19(Thu) 11:41 | URL  | ホッシー #-[ 編集]
>ホッシー
カメラマンはやめないってちゃんと書いてあるでしょ!
どのぐらいの比重でやるかは分からないけど、いつか農業はやってみたいと思います。
農業は能動的で生産的な、すばらしい仕事ですよ。
2007/04/19(Thu) 14:03 | URL  | happa #-[ 編集]
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